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漫画「無花果-イ・チ・ジ・ク」のネタバレ結末まとめブログ

坂辺周一作の漫画「無花果-イ・チ・ジ・ク」のネタバレ・結末・試し読み・あらすじ・感想をまとめたブログ。

ウラノルマ(漫画)ネタバレ結末 第2話「壊れた正義」坂辺周一

昼の顔は一流企業の超エリート美人OL、夜の顔はネオンの街をさまよい歩く娼婦、という複雑な精神性を抱えている国枝あおい。

同一人物とは思えないような夜の生活は、彼女自身が「ウラノルマ」として課していることでした。

第2話「壊れた正義」は、怪我をした猫に天使のような無償の優しさを見せるあおいと、事故で突き落としてしまった不法就労の男に対する彼女の残酷さが対照的なお話です。


作品名:「ウラノルマ」

作者:坂辺周一

 

この漫画は電子コミックで試し読みができます。

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「ウラノルマ」第2話「壊れた正義」あらすじとネタバレ

殺人を「関係ない」と考えるあおい


アレは事故だったのよ・・・

ビルの屋上で「昼間のあおい」を見つけて迫ってきた不法就労の男のことを思い出すあおい。

「あんな女を値切る不法就労者なんて、世の中の何の役にも立ちゃしないんだし」

関係ないわ、イイ気味・・・

あおいにとって彼は「どうでもいい人間」でしかなかった。そんな人間のために、自分が罪をかぶったり足を引っ張られるわけにはいかない。

結果的に、突き落として殺してしまったあの男について、ネット検索をかけるも特にそうした事件のニュースはない。

とりあえず、あおいはしばらくは見つかりはしないだろうと安心していた。

轢かれた猫と少年を助ける天使


出勤中、あおいは道路で車に轢かれた猫とその猫を見ながら泣いている少年を発見した。

「ちょっと遅れると思うから、先に始めていて」

会議の予定があったが、電話で会社に遅れると伝えて、あおいは少年と共に猫を連れて動物病院へ行った。

手術をするとお金もかかるし、助けてあげられるとは限らない、という獣医にあおいは迷うことなく「私がお支払しますので助けてあげてください」と告げた。

「大丈夫よ、きっと助かるわ。あのコは死んだらカワイソウだわ」

と優しく少年を励ましながら手術が終わるのを待っていたが、結局猫は死んでしまった。

獣医はあおいを見て、「捨てたもんじゃないですね、世の中」となんの関係もない通りすがりなのにここまでしてくれるなんて、と天使のようなあおいの行いに感心していた。

だが、あおいは少年と別れたあと、猫の遺体をゴミ箱に捨て「世の中、間違っているのよ」とつぶやいていた。

取引先のセクハラ親父の接待


あおいが男を突き落としてから、1週間が経っていたが周辺で「客」を取りながら、用心深く情報を収集していた。

「私はあの猫みたいに、無駄に死ぬわけにはいかない」

そして昼間の仕事で、会社のプロジェクトにどうしても必要な東西学園の学長の接待に駆り出された。

学長は有名なセクハラおやじで、料亭で部下の女性とともに酒をつぎ、商談をすすめる。

「こんな美人の上司がいるとは、いやぁー素晴らしいねぇ」

「わたしの個人秘書にして、一日中連れ回したい」

いやらしい口調でベタ褒めする学長に対して、あおいはにこやかに涼しく答えた。

「まあ、そういうお話でしたら、それはそれは高くつきますわ」

毅然としたあおいに、学長はやっと仕事の話を始めた。

接待が無事終わり、部下の鶴野は「どうしても一回チーフに会わせろってしつこくて」と色々と言い訳をしていた。

セクハラが心配だから会社の男性についてきてほしい、という鶴野にあおいは「オンナで仕事が取れるなら好きに取ってこいって言われるわよ」と返す。

「ウラノルマ」第2話の結末


いつものように、夜の街で男をひっかけていたあおいは、ホテルで学長から誘いの電話を受けた。

「ちょっとねえ、折り入って君に直接、話したいことがあってねえ。
一人で来れるかねえ、国枝君」

一瞬で、派手でハスッパな夜の女から、敏腕エリートの口調に変わるあおい。

「わかりました、必ずお伺いします」

それはもちろん、セクハラ学長の手口であって「呼び出して何をしたいのか」は、あおいも承知していた。

「ウラノルマ」第2話の感想


昼と夜でチグハグな生活をしているあおいは、彼女なりのマイルール、というのか一定の倫理のもとに行動していました。

「強く生きなきゃいけない」

「誰かを頼って隠れたり、女であることに甘えたり利用したり、見苦しい生き方はできない」

昼間の仕事で必要以上に女の匂いを消しているのは、「女である自分」の立ち位置を父親から教えられていたため。強く生きること、生き延びること。自分には支えるべきものがある、ということ。

車に轢かれた猫を助けたのは慈悲からというよりも、自分自身を重ねているからでした。

何も悪いことをしていないのに死んで、猫を轢いたドライバーはなんの罪にも問われない世の中は間違っているのだ、と。そして自分は無力に死んでいったあの猫のようにはならない、と強く念じていました。

セクハラ学長に対するあおいの態度は「理想のキャリアウーマン」といった具合で、うまくかわしながらも笑顔を崩さないのはさすがです。

次回、セクハラ学長を手玉に取るあおいの見事な手腕が見どころです。



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