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漫画「無花果-イ・チ・ジ・ク」のネタバレ結末まとめブログ

坂辺周一作の漫画「無花果-イ・チ・ジ・ク」のネタバレ・結末・試し読み・あらすじ・感想をまとめたブログ。

「失恋日記」ネタバレ結末 第2話「DIARY」柏木ハルコ

柏木ハルコの短編マンガ集「失恋日記」。

こちらでは、交通事故で亡くなった婚約者の秘密を知った男の第2話「DIARY」のあらすじや感想をご案内します。

 

この漫画は電子コミックで試し読みができます。

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「失恋日記」第2話「DIARY」あらすじとネタバレ

来月結婚予定の彼女が交通事故死


平野太郎は付き合っていた彼女・広瀬弓絵と来月めでたく結婚することになっていた。

弓絵は結構かわいい子だったが、言動がアレで「来月結婚したらXXX舐め放題だね!」などとあっけらかん、と言う女だった。

なんでこんな女を選んでしまったんだろう、と自分でも思わないでいられないものの、誕生日プレゼントはいらないから「嫌いにならないで、一生一緒にいて!」という彼女は微笑ましい。

「太郎くんも、もっと頑張ってイチャイチャしなきゃ駄目じゃない!」

ふざける彼女を「いーからもー仕事行け!」と送り出したあと、太郎は「彼女が死んだ」という知らせを受ける。

彼女が遺した一冊のノート


二人で暮らしていた部屋には、彼女の服や化粧品、それに一冊のノートが遺されていた。

ノートは日記になっていたが、太郎は思い切って中身をのぞく。

明るくて脳天気に見えた彼女だったが、その内容は重く暗く、愚痴と不満と怒りでいっぱいだった。

「死ね」とずーっと綴られたページ。「ヤツは頭が悪いのか?想像力なさすぎる」

「ヤツ」に対する不満と悪口が並べられたノートは、読み続けると自分のことなのだ、とようやくわかった。

なんの不満もなさそうに、結婚を楽しみにしていたはずの彼女が、本当はこんなことを思っていたなんて。

「なんだよそれ、俺、何かした?」

死んだ今になって、彼女の本音を知った太郎は愕然とする。

葬儀で双子の妹に出会う


重たい気持ちを引きずりながら、葬儀に出席した太郎は弓絵と瓜二つの妹・文絵を見て驚く。

弓絵はこれまでずっと、妹の存在について話さなかったからだ。

親族の話を聞いていて、弓絵が幼いころに事故で左目近くに傷跡があることを思い出した。

弓絵は「こっち側タレ目になっちゃったんだよ」と事故の後遺症でこうなった、と愚痴っていた。

「タレ目のほうがかわいいじゃん」

そう言うと、弓絵はやたらと甘えてきて「ずっと一緒にいて」と抱きついてきたのだ。

双子の妹と間違えたことで弓絵の気持ちを傷つけていた


弓絵の妹・文絵はピアニストだった。

昔あるとき、新宿でピアノを弾く女性を弓絵だと思った太郎は、自宅へ帰ってから「今日みたよ、ピアノひいていたでしょ? いつもよりすんごい美人に見えた」と褒めちぎったのだ。

てっきり弓絵がバイトでやっていたのだ、と思いこんでそう言った太郎だったが、実際は文絵だったのだろう。そして、デキる妹に対するコンプレックスでいっぱいだった弓絵は、太郎までもが妹のことを褒めたので傷ついたのだ。

「普段からもっと、あーいう格好しなよ。音楽のほうが才能あるよ」

と無邪気に弓絵に勧めた、無神経な自分。

太郎はやっと、弓絵がどうしてあれほどひどい不満をノートにつづっていたのか理解したのだった。

そして、彼女の本当の心と向き合うため「日記」を手にした太郎は・・・


「失恋日記」第2話の結末


弓絵の本音がぶちまけられた何冊もの日記を、覚悟を決めて読み始めた太郎。

そこには、常に妹と比較されながら生きてきた弓絵の苦悩と、太郎の前で明るく必死に振る舞っていた気持ちがあった。

太郎君に愛されたい。だから、太郎君の前ではフミみたいに明るくふるまってきた。

そして、太郎をどれだけ愛しているのかも・・・

弓絵の気持ちに向き合って、「もう一度出てきてくれよ」と会いたくなる太郎。

留守電に、弓絵からのメッセージが残っていたのことに気づく。

「ごめんね、嫌わないでね。一生一緒にいて!」

太郎は力いっぱい、そのメッセージに向かって声をはりあげた。

「嫌わねーよ!一生一緒にいてくれよ!!会いしてるぞ弓絵!!」


「失恋日記」第2話の感想



普段、何も考えていないんじゃないのか、と思えるほど脳天気に見えた彼女。けれど、彼女の死後に本当は複雑な苦しい気持ちを抱えながら生きていたんだ、とわかる切ないお話。

双子にかぎらず、兄弟姉妹がいると比較されてしまうことってよくありますよね。特に、自分よりもできの良い子がいたら「お姉ちゃんはできるのに、あなたはー」と何かと張り合ってしまう。

弓絵は妹と比較されるのが辛くて、「もしも太郎君がフミを見たら、私を選んだことを後悔するかもしれない」という不安をいだいていて、その不満を隠して明るく振る舞っていたものの、やはりストレスが溜まっていてそれを日記にぶつけていました。

死別って、別れの中でも一番かなしいです。後悔しても、あとから死んでしまった人にメッセージを伝えられないから・・・


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 第3話の感想

ichijiku.hatenablog.com